「太子講」に 参加しました
1月22日、この時期毎年恒例の「太子講」に参加しました。
「太子講」とは、 聖徳太子を大工の祖として崇め祀り、同業者同士で会合を開き
様々な決めごと等を確認しする組合のようなものです。
聖徳太子は、 今から約1200年以上昔の飛鳥時代に
寺院建立に大きな功績があったことや大工道具として
欠かせない定規(モノサシ)や曲尺(サシガネ)等の
使用を日本に広めた人物とされ、
室町時代末期から江戸時代にかけて
大工や木工、左官や桶・鍛冶・瓦・屋根葺き・建具屋等といった職人たちの守り神として
「講」が営まれるようになったことで知られています。
太子講で祀られる聖徳太子像の掛け軸では、
通常両手に香炉を捧げ持つ太子が、香炉の代わりに曲尺を手にしています。
弊社のある長浜市湖北町・高月町界隈では、
工務店・左官業・かわら屋根外壁工事等の業者が毎年1/22に集まり、聖徳太子の掛け軸を祀ってご住職様におつとめをしていただき、その後、参加者で会食を行います。
昔は20軒以もの参加業者がありましたが、
近年では高齢化や後継者問題等もあり、約10軒程度となってしまいました。
本年も感謝を捧げ、新年の決意も新たに
誠心誠意皆さまのお役に立てますよう精進してまいりたいと思います。